世界的なパイン不足

現在、世界的にパイナップルの供給が不足しています。
主な原因は以下の通りです。

・気候変動による天候不良
　地球温暖化の影響で、洪水や干ばつが頻発し、安定した栽培が困難になっています。
・農家の転作
　パイナップルは栽培に1～2年かかるため、収益性の高い作物へ転作する農家が増えています。

特に主要産地のタイでは、栽培面積の減少や缶詰工場の閉鎖が続いており、生産体制が縮小しています。
その結果、インドネシアやフィリピンなどのプランテーション中心の国々に注文が集中し、供給が追い付かない状況です。

当社でも長年パイナップル缶詰を取り扱っておりますが、
今回のような長期的な供給不足は初めてです。今後さらに状況が悪化する可能性もあります。

こうした中、当社ではフィリピン産のスムースカイエン種パイナップルを採用し、早期調達に努めています。
この品種は酸味と甘味のバランスに優れ、缶詰でもフレッシュな香りと風味をお楽しみ頂けます。

引き続き、最新の情報を注視しながら、可能な限り安定供給に努めて参ります。

K.D