更新情報 : MOTTAINAI!! と思うのです。
MOTTAINAI・・・この”有名になってしまった言葉”は、ノーベル平和賞を受賞されたワンガリ・マータイ女史が世界に向けて発信した言葉です。
読んで解るとおり、れっきとした日本語ですね。
なのに、アフリカの方に言われて初めて意識し直しているのが日本の現状です。
この”MOTTAINAI運動”はそもそも㈳日本青年会議所が1993年から世界に向け発信した事にワンガリさんが賛同し広まったものだそうです。
そういう意味では日本発の啓蒙活動であるとも言えます。
しかし、今の日本人が他国の人たちに対し胸をはって”MOTTAINAI”と言えるのでしょうか?
毎日コンビニエンスストアで廃棄されるお弁当はもちろん、様々なレストランや食堂で残される残飯など、
他国(特に発展途上国)では考えられない量の食品が無駄にされている事実は、ご存じの方も多いと思います。
一粒の米には7人の神様が宿っている、という話を聞いた事があります。
農耕民族であった昔の日本人は、作物を収穫する事を通じて自然に対する畏怖を感じ取り、
その成果物である食べ物を大切にする習慣が生まれたのだと思われます。
日々そうした習慣の中過ごす事で、食品は勿論、色々なモノに対しても同様、長期間大切に使おうとする心が芽生えていったのでしょう。
ところが現在の日本ではそうした美しい精神性がいつのまにかおろそかになり、物質消費社会の最先端を走っている気がしてなりません。
では私たちはどうしていくべきなのか・・・?
家では出された食事は残さず食べる。
外では食べられる量だけ注文する。
これだけの事が当たり前にできるようになるだけでも、少しづつ”MOTTAINAI”という気持ちが育まれるはずです。
一番小さな社会単位である家庭から、まずは始めてみませんか?
せっかく長い歴史上で培った精神が取り戻せなければ、それこそ ”勿体ない” ですものね。