株式会社北村商店 | 愛知県名古屋市

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期待と不安の海外出張

2025.05.23


先日、弊社水煮商品の原料である筍やれんこん等を生産している中国の工場へ訪問して参りました。
私は入社して3年目になりますが中国への現地訪問は初めてであり、
どのような管理の下で弊社商品が製造されているかというところを勉強すると共に、
現地の文化に触れながら交流させて頂くことを目的に伺いました。

まず初めに上海にある浦東空港へ向かい、そこからいくつかの工場へ順番に訪問しました。
最初に驚いたことは想像以上に交通インフラが整っていた事でした。 
移動に使用した中心部の地下鉄や新幹線はここ数年で完成したそうですが、
昔はその区間を長時間かけ車で移動していたそうなので、
歴代の先輩方の苦労に感謝の気持ちを噛みしめながら鉄道を利用させていただきました。
〔上の写真は乗り換え下車した南京駅の新幹線ホーム 30番乗り場まである巨大な駅でした〕

移動後、無事に工場へ到着し場内を案内していただきました。
弊社商品を製造いただいている工場の販売先は日本輸出向けがメインであり、
品質管理も日本企業の指導を受けていることから製造の川上から川下までしっかりと管理が行き届いていました。
入場ルールの徹底はもちろん、原料選別や異物除去、HACCPを取り入れた現場管理なども確認することができました。
今後も安心してお客様へ商品をご案内できそうです。

      HACCPとはHazard Analysis(危害分析)とCritical Control Point(重要管理点)
      の二つの要素で構成された衛生管理手法のことを言います。
      原材料の入荷から製品の出荷まで、すべての工程で発生する可能性のある危害要因を分析し、
      それを除去または低減するための管理ポイントを特定し、
      継続的に管理・記録することで、食品の安全性を確保しています。

尚、現地工場で確認できたことは品質管理体制だけではなく、現在弊社の取り扱いが無い規格の製品や、
新たな機械設備の導入についてなども御紹介いただくことができました。
これらはメールや電話のやりとりだけでは把握することが難しい内容となりますので、
実際に足を運んだからこそ知ることができた価値のある情報だと実感しております。
そのため、今回現地で直接見て感じた情報をお客様へ共有しながら、
新商品の開発や生産効率の向上による価格低減、さらには安定供給に繋げていけるよう、
引き続き営業活動に励んでいきたいと思います。

K.T

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