Hot pot

皆さんは何鍋がお好きですか？

毎年夏の終わりごろからスーパーの野菜売り場や日配売り場に多くの鍋つゆ商品が並び始めます。
さすがに鍋はまだ早いだろう、と思っていたのも束の間、気が付きけば上着が手放せないほどの寒さとなり、
店頭ではどの鍋つゆにしようか迷っている今日この頃です。

私は定番のキムチ鍋をよく選びます。私自身、以前鍋つゆを製造しているメーカーに勤めていたこともあり、
今でもその企業の商品を選びがちですが、その他にもたくさんのメーカーが豊富なラインナップを展開しているので、
ベースとなるつゆ選びから楽しませてもらっています。

最近では、「有名店監修」や「料理研究家○○とコラボ」などの付加価値を持たせた新商品を多く目にします。
数ある鍋つゆの中から選んでもらうための工夫が味以外のフィールドで繰り広げられている印象を受けました。
どれだけキャッチーな商品名を付けれるかというところもパッケージのインパクトとしては重要であるように感じます。

もちろんパッケージも重要ですが、食卓における鍋全体の使用頻度としては、気温や野菜の価格が大きく影響しているようです。
昨今、夏の酷暑は初秋を侵食しており、紅葉を楽しめる時期は例年と比べて遅れているほど残暑は長引いています。
さらに、白菜を始めとする葉物野菜は鍋に多く使用されていますが、
これらの価格が高騰すると鍋が躊躇される大きな要因の一つとなり得ます。

近年の温暖化や物価高は、鍋にとっては向かい風かと思いますが、各メーカーが創意工夫しておいしい鍋を開発しているので、
寒いこれからの季節は色々な商品を試してみたいと思います。
また、試すという意味では、鍋に入れる具材は定番品から変わり種まで様々なので、
自社にて取り扱いがある商材はどのような鍋に合うのかということも試してみたいです。

季節の変わり目で体調管理には気を抜けませんが、温かい鍋を食べて心も体も温まりたいと思います。

K.T