株式会社北村商店 | 愛知県名古屋市

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ナフサ・ショック

2026.05.29


初夏のさわやかな空が、最近は薄曇りがちになってきました。
一部地域では水不足も懸念されるため、作物の生育を考えれば
まとまった雨はありがたいところですが、なんだか気の晴れない今日この頃です。

気が晴れないといえば、ここ数ヶ月続いている原油不足。
本年3月、トランプ大統領の命令によりアメリカがイランに対し武力攻勢を開始した結果、
イラン側の報復としてホルムズ海峡が閉鎖され、海運流通が停滞。
これにより世界的な原油不足が発生しています。

日本の場合、直近の統計では中東からの輸入量は昨年4月に比べ67.2%減少、
原油由来のナフサが多くを占める揮発油に至っては79.4%と、約8割も減少しています。
これにより、工業用シンナーやプラスチック製品の製造に多大な影響が出ています。

食に関する身近な事例では、ポテトチップスの袋がモノクロ2色刷りになったり、
スーパーで使用しているトレー(お刺身などを乗せるスチロール製のお皿)、
納豆の容器など、食料品への影響も拡大しています。

また、日本国内の水煮パック用包材も、現在は既存の3割も値上がりをしているそうですが、
それでも欠品よりはマシという判断で納入を続けているメーカー様も多いようです。

こうした状況が続けば、販売される商品の価格はさらに上昇することはもちろん、
製造できず欠品する商品も相次ぐ可能性が非常に高いと思われます。
多くの企業にとって厳しい状況が続くなか、特に食料の安定供給にまで
影響が及ぶ可能性が出てきたことは、非常に憂慮すべき事態と言えるでしょう。

政府および原油元受けによれば、中東以外からの原油輸入の増強を進めており、
ナフサを含め必要量は確保できていると発表されています。
そのため、慌ててパニックになることは避けたいところです。

弊社の主な取扱商品である、中国産の筍水煮・れんこん水煮関連のパック商品については、
現在のところ欠品の心配はなく、これまで通り安定的にお届けできる状況です。
とはいえ、原油価格の上昇による海上輸送・国内運送のコスト高騰、船便手配の集中による遅延など、
さまざまな要因により、価格の改定や納入調整などのご迷惑をおかけする可能性もございます。
予めご了承いただけますと幸いです。

弊社としては一日も早い情勢の改善を願いつつ、
今後もお客様への安定供給に最大限努めてまいりたいと思います。

A.K

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