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春の門出と験担ぎ
2026.02.20
二月も後半を迎え、朝夕の冷え込みは依然として強いものの、
日中の日差しには、少しずつ季節の移ろいが感じられる頃となりました。
世間はまさに受験シーズンの最中にあります。
合格祈願のため、各地の社寺へ足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。
日本全国には学業成就で知られる場所が数多く存在しますが、
午年を迎えた本年、馬にちなんだ話題のひとつとして「落ちない馬」
の逸話がメディアで紹介されていました。
それは福岡のとある神社の天井に奉納された馬の人形で、
大地震の際にも決して落ちることなくその姿を保ち続けたといいます。
その姿が「落ちない」ことの象徴となり、現在では合格や勝負事の験担ぎとして、
多くの受験生に勇気を与える存在となっているそうです。
「落ちない」や「馬く(うまく)いく」といった言葉の響きに願いを託すなど、
古くから日本人は、初物を食べて福を呼び込んだり、縁起の良い言葉を
大切にしたりと、日常のなかに粋な「験担ぎ」を取り入れてきました。
科学的な根拠はなくとも、こうした文化が不安な心に寄り添い、
最後の一歩を後押しする力になってくれるのは、どこか微笑ましくも
心強いものですね。
厳しい冬を越え、間もなく春が訪れます。
進学や就職など、新生活に向けた準備で慌ただしい時期ではありますが、
まだまだ寒暖差のある日が続きますので、どうか体調に気をつけながら
お過ごしください。
皆さまが穏やかで心弾む春を迎えられることを心より願っております。
M.M