更新情報 : こんな筍で大丈夫か!?

投稿日時: 2012年7月10日 15:43 (16962 ヒット)

日頃より、弊社が販売している筍水煮製品をご使用いただき
誠にありがとうございます。
今回は、ご使用いただいている皆様よりお寄せいただいた
多くのご質問の中から、
頻度の高い2例を回答とともにご紹介したいと思います。

1.白い粒がいっぱい くっついてるけど大丈夫か!?

 パッと見 カビのように見えてしまう、この白い粒。
 時には筍本体どころか同封されている水(清水)をミルクのように
 真っ白にしてしまう事も。
 初めて筍を調理される方などは、きっと驚かれる事と思います。
 
 しかし、ご安心ください。
 
 この白い粒は”チロシン”と呼ばれる栄養成分で、アミノ酸の一種です。
 現在ではサプリメントとしても販売されており、ドーパミンのレベルを上昇させ
 脳細胞を活性化させる働きがあるとも言われています。

 筍自身?にとっては大切な成長成分であり、背を伸ばし続ける原動力。
 チロシンが多く含まれているほど元気のよい筍といえるでしょう。

 とはいえ、調理で気になる方は、丸のままの筍の場合はまず半分に切り
 流水で洗い流してやれば、簡単に取り除くことが出来ます。
 多少残ってしまった場合でも、体には無害ですので安心してお召し上がりください。

2.筍の下部に青紫のイボが いっぱいあるけど大丈夫か!?

 パッと見不安を抱かせる、おできのような色・形。
 初めて筍を調理される方などは、きっと不安になられる事と思います。
 
 しかし、ご安心ください。

 まずあのイボイボは、筍として掘られなければ”竹の根”として伸びる部分です。
 いわば根っこの赤ちゃんですね。
 そして、青紫の色の正体は紫キャベツやブドウの皮に含まれているのと同様の
 ”アントシアニン”です。
 アントシアニンはポリフェノール(ワインなどで有名)の一種であり
 抗酸化作用も期待できる天然の色素です。

 掘りたての筍の場合、イボのある元の(下部の)部分はえぐみが強い為
 切り捨てる事もありますが、水煮の場合はそのままお使いいただけます。

以上が代表的なお問い合わせに関する回答となります。

もちろん、上記以外のご質問も数多くいただいておりますので、
ご使用の際、何か不明な点があれば、”大丈夫だ、問題ない”と思わず、
いつでもご質問ください。